先日、お客様質問の掲示板で
「イオンのパンドラハウスで布の切り売りがない」
という書き込みを見かけました。
半信半疑で、久しぶりにいつものパンドラハウスへ。
売り場を見て、思わず立ち尽くしてしまいました。
反物の姿がほとんどなくて、並んでいるのはカット布ばかり。
「あれ?カット布が本当に全然ないな…」
と感じた、あの違和感の正体が
「切り売り終了」
という事実なんだと思うと、
一気に胸がざわざわしてきました。
家に帰ってから公式サイトを確認してみると、
生地は「カット生地のみのお取り扱い」となっていて、
さらに「パンドラハウスより大切なお知らせ」で
サイト自体も2026年8月31日で閉鎖されると書かれていました。
ただでさえ売り場の変化にショックを受けていたところに、
サイト閉鎖のお知らせまで重なってしまい、
しばらく画面の前で何も手につかないくらい落ち込んでしまいました。
つい先日、自分用のデニムのサスペンダーパンツをブログにアップしたばかり。
あのデニム生地を買ったのは、ほかでもない、このパンドラハウスでした。
反物の前で、
「パンツにするならどの厚みがいいかな」
「色味はどれが一番しっくりくるかな」
と
あれこれ悩みながら選んだ時間も、
作品の一部みたいに大切な記憶です。
2m、3mのカットは探せばまだ少しはあるけれど、
「5m、10mでどーんと買って、心ゆくまで縫う」あの感じは、
もうできないのかなと思うと、やっぱりちょっと切ない。
これ以上布を増やさない歯止めになると言えばその通りなんだけど、
その代わりに、布を探して歩くワクワクが少し減ってしまった気もしています。
触った瞬間に「これだ」と思えたデニムで、
ここまでしっくりきて、しかもすごく肌触りのいい布は、
わたしの中では今までに類を見ない布でした。
たった一着のパンツだけど、
あの布売り場の景色ごと縫い込まれた、
大事な一枚になりました。
ありがとう、パンドラハウス















